型紙なしで作る大人服シリーズ。このページでは、3通りに楽しめるVネックブラウスの作り方を紹介します。
リボン有りで、ウエストマークしたり、リボンなしでふんわりと後ろ下がりのシルエットで着たりと、あなたなりのコーディネート、楽しんでくださいね。
Contents
【サイズ】身幅約120㎝・着丈58㎝(前)64㎝(後)の3Wayシャツ
リボンを結んだり、外したりすることで、3通りに着こなすことの出来るⅤネックシャツ。身幅は、平置きで61㎝。
全体にすると約120㎝ほどあります。ゆったりとしているので、体のラインを拾いすぎることなく着ることができます。
着丈は、前が58cm、後ろが64㎝。165㎝の管理人が着ると、ヒップがほどよく隠れるくらい。ビッグシルエット過ぎないところが、カジュアルになり過ぎずいい感じです。
ウエストのリボンは、脇のリボン通し穴から通して、後身頃のところだけをシャツの内側に通して、フロントで結ぶことで、フロントインしたような感じに着ることができます。
シャツの前だけをインするのが苦手な方も、結ぶだけで、フロントインのようなシルエットを簡単に作ることができます。
そしてリボンなしで着ると、ほどよく後ろ下がりの重すぎない印象のオーバーブラウスに。リラックスした雰囲気で着ることができます。
そして、リボンをキュッとウエストで結んだら、ウエストのボリュームをほどよく減らした、Xシルエット。好感度の高い印象です。
【材料と製図】生地用尺2mで作るおしゃれシャツ
3通りに楽しめるVネックシャツ。生地は110㎝巾の生地を2mほど使用します。前身頃も後身頃も中心をわにした状態で、生地にしるしを付けます。
前身頃の製図…たて62㎝×よこ90㎝の生地にしるしつけ
3ウエイで楽しむ後ろ下がりブラウス。前身頃は、たて62㎝×よこ90㎝の生地に製図をして行きます。
よこは、左側をわにした状態で製図していきます。
前身頃の前中心では、タックをたたみます。裁断の際にも、タックを折りたたんだ状態で裁断します。
後身頃の製図…たて68㎝×よこ94㎝の生地にしるし付け
リボンブラウスの後身頃は、たて68㎝×よこ94㎝の生地に製図をしてしるしを付けていきます。
後中心がわになりますので、わにした状態でしるしを付けます。後中心は、ボックスプリーツにします。
【裁断のコツ】前身頃のプリーツはたたんでカット
前身頃を裁断するときには、前中心のプリーツ3㎝をたたんだ状態で衿線を裁断します。こうすると、プリーツも衿線に縫い込むことができるので、仕上がりがキレイです。
リボンは生地端を利用して、10㎝程の幅で裁断しておきます。
【作り方】リボンブラウスを縫う方法
このページで紹介しているリボンブラウスは、フレンチスリーブなので、身頃から袖が出た作りになっています。
袖付けがないので、割と簡単に作ることができます。
前後身頃のプリーツをたたむ
後身頃のボックスプリーツをたたみます。後中心で折りたたんで、中心から5cmの位置を長さ5cm程縫います。
前身頃も折りたたんで、前中心で3cmの位置を長さ5cm程縫います。
衿見返しを裁断する
見返しは、前身頃、後身頃ともに、見返しをたたんだ状態で、裁断します。
前身頃、後身頃の衿見返しは、たて地の目で裁断します。
前後身頃の見返しを裁断したら、芯地をはっておきます。
前後身頃の肩線を縫う
前身頃と後ろ身頃を中表で重ねて、肩線を縫い代1cmで縫い、ロックミシンをかけます。
今回のブラウスは、少しエレガントな雰囲気に仕上げたいので、ロックミシンの後の押さえのステッチはいれていません。
カジュアルな雰囲気に仕上げたい場合は、縫い代を後身頃側に倒して、ステッチを入れてもいいですね。
衿見返しを縫う
衿の前後見返しを肩線で縫い代1cmで縫います。周りにもロックミシンをかけておきます。
ロックミシンをかける時には、縫った時に表側になる方を見ながら縫うといいです。
身頃と見返しを縫う
前後身頃の衿ぐりに見返しを縫い代1cmで縫います。衿見返しをひっくり返すと、縫い代が釣りやすいので、1cm刻みで5~7㎜程の切込みを入れます。
切込みを入れるコツは、カーブのきつい後身頃の衿の肩線側は、1cm弱の間隔で入れるのがコツです。
逆に、前身頃衿のカーブのゆるい部分は、1cm強の間隔で入れても良いです。Vネックの中心は少し深め(8㎜程)の切込みにすると、衿がつらなくてきれいに始末できると思います。
見返しを固定する場合には、ここで、見返しを押さえるステッチを入れても良いです。今回は肩線の縫い代とプリーツに見返しを3~4目ほど縫って止めています。
袖口をバイヤステープ始末する
袖口をバイヤステープで始末します。バイヤステープは、25㎜幅を45㎝程用意します。余る分は、縫ってからカットします。
約7㎜程でバイヤステープと身頃を中表で縫い合わせます。
身頃に縫い合わせたら、縫い代を包むように、3つ折りしておきます。
10㎜程のバイヤステープにしたら、8㎜程の幅でステッチしておきます。
余ったバイヤステープは、カットします。
脇の始末をする
前後身頃の脇をそれぞれロックミシンで始末します。
前後身頃を中表にし袖下から12㎝下がった位置を4.5㎝程縫い残し、リボン通し口にします。
リボンを作る
リボンの生地の四方を1.5㎝折り曲げ、四方を縫い、リボンを作ります。
今回は3cm幅のリボンにしましたが、お好みでもう少し太くしたり、細くしたりしても良いです。
裾始末する
裾を7㎜程の三つ折りして縫います。
裾始末が出来ました。
袖口と見返しを縫い代に縫う
袖口を4㎝程折り、肩線の縫い代に3から4針ほど縫い止めます。
【動画】型紙なしで作るリボンブラウス動画で解説
まとめ
『型紙なしブラウスの作り方♪リボンありなしで3Wayで着る簡単シャツ』としてまとめてきました。
型紙なしで作るのですが、シルエットがキレイなので、ぜひこの夏何枚も生地違い、色違いで作ってみて欲しいブラウスです。
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。