洋服を作るというと、難しい型紙が必要、と思われていませんか?確かに型紙を使ってお洋服を作る方法もあります。
ですが生地に直接しるしを付けて、手軽に作ることも出来ます。このページでは、型紙なしで、生地に直接しるしを付けて作れる、簡単ブラウスを紹介します。
フレンチスリーブなので、春夏におすすめです。
Contents
型紙なしで簡単フレンチスリーブブラウスを作る方法
型紙なしで手軽に作れるフレンチスリーブのブラウス。型紙は作っていません。生地に直接しるしを付け、裁断し縫っています。
ブラウスだけで着るのも良し、同じ生地で作ったスカートと合わせると、ワンピースのようになり、おしゃれ着としても通用するほど。
ブラウスの裾が後ろ下がりになっているから、パンツの時にもヒップをカバーする効果もあります。
薄手の生地で作れば、夏場活躍してくれるブラウスになりそうです。
【サイズ】型紙なしブラウスの身幅は、136㎝
型紙なしで作るフレンチスリーブのブラウス。サイズはこのようになっています。
身幅は136㎝なので、ゆったりと着ていただくことができるのではないでしょうか。着丈は、前よりも後ろの方が5cm程長くなっています。
パンツなどと合わせたときにも、こっそりヒップをカバーしてくれるのが嬉しいです。袖丈は、肩から10㎝ほど下がる長さ。
気になる二の腕も思い切って出してしまうことと、ふんわり肩にかかるフレンチスリーブが女性らしい印象に。
【材料】フレンチスリーブブラウス生地用尺は、130㎝
型紙なしで作れるフレンチスリーブのブラウス。生地用尺は、110㎝巾の生地で130㎝ほど。
チェック生地を使えば、生地自体に方眼の目が入っているようなものなので、製図も簡単。フレンチスリーブなので、春夏素材がおすすめです。
【製図】型紙なしブラウスの製図は、生地に直接印付け
型紙なしで作るフレンチスリーブのブラウス。短い袖なので、ガーゼやシャツ生地など夏素材がおすすめです。
まず製図の前に、たてに40㎝ほど折り曲げておきます。わにしたところが、前後中心となります。
後身頃の印付け♪横40㎝(全体で80㎝)×縦68㎝の中に製図
まずは、後ろ身頃のしるしを付けていきます。わにした状態で、横40㎝(全体では80㎝)、たて68㎝の中に、下記のように製図します。
後ろ中心は、生地をわにしています。
前身頃の印付け♪横34㎝(全体で68㎝)×縦63㎝の中に製図
後身頃のしるしを付けたら、前身頃のしるしを付けていきます。後ろ身頃は、横34㎝(全体で68㎝)、たて63㎝の中に製図していきます。
前中心は、生地をわにしています。
【裁断】しるしの通りに生地をカットする
前後身頃をわの状態で2枚いっぺんに裁断する
生地にしるしを付けたら、わにした状態で2枚いっぺんに裁断していきます。
前見返しを作る
前身頃の衿ぐりの見返しを作ります。残った生地を半分に折り、前身頃の衿のラインを移します。
写したラインから4.5㎝巾で線を引き、裁断します。
後見返しを作る
残った生地をわにして後身頃の衿ぐり見返しを作ります。生地をわにします。
後身頃を置いて、衿のラインと肩線を写します。
衿ぐりのラインから4.5㎝巾の線を引きます。肩線は前見返しを当てて、ラインをなだらかなカーブに引き直します。
バイヤステープを作る
残った生地で、バイヤステープを作ります。
【作り方】型紙なしフレンチスリーブブラウスを縫う
前後見返しを作る
まず、前後見返しを作ります。前後見返しと同じサイズで芯地を裁ち、アイロンで貼っておきます。
肩線のラインで、縫い代1cmで縫い合わせます。
縫えたら、縫い代を割り、周りにロックミシンをかけておきます。
肩線を縫う
前後身頃の肩線を縫います。縫い代は1cm。ロックミシンをかけて、布端を始末しておきます。
前後見返しつけ
前後身頃と、芯地をはった見返しを縫い代1cmで縫い合わせます。前後見返しには芯地が張ってあるので伸びませんが、前後身頃は芯地をはっていないので伸びやすいです。
前後身頃は伸ばし過ぎないように、見返しに馴染ませながら、待ち針で位置を固定しておきます。見返しの前後中心にしるしを付け、身頃の前後中心がずれないようにして縫います。
衿ぐりをひっくり返すと、縫い代が釣りやすいので、衿ぐりの縫い代に5~7mmほどの切込みを1㎝間隔くらいで入れておきます。
見返しをひっくり返して、アイロンで形を整えておきます。
前中心から左右に2㎝ほどの位置をたたみます。
表からステッチでタックを止めておきます。
後身頃は、後ろ中心から5cmのところを縫い合わせます。縫い合わせた縫い代を開いて、ボックスプリーツにします。
ボックスプリーツは、表からコバステッチで縫います。
袖ぐりをバイヤス始末する
袖ぐり(アームホール)をバイヤステープで始末します。バイヤステープと袖の縫い代を中表で重ね、縫い代7~8mmほどで縫います。
10㎜巾で折り曲げて、縫います。
脇線を縫う
前後の脇線を縫い代1cmで縫い、ロック始末します。
裾を7~8㎜幅の3つ折りにして縫う
最後に裾を始末していきます。7~8㎜ほどの3つ折りにして縫います。
【動画】
まとめ
『型紙なしフレンチスリーブブラウスの作り方♪用尺130㎝で作れる簡単シャツ』としてまとめてきました。
今回は、シャリ間のある薄手のガーゼ生地を使用しました。透けるほど薄い素材なので、夏場の暑い時期にも活躍してくれるブラウスになりそうです。
シャツ生地やリネンなど、春夏素材で作ることをおすすめします。
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。