一眼レフカメラがコンパクトカメラと違うのは、ぼかしや絞り、F値や絞り値と言われる表現が出来るところにあるのではないでしょうか。
見せたい被写体にピントを合わせることで、その他の部分をぼかします。人間の目は、ピントの合った部分を見ようとするので、自然と見せたい被写体へと視線を誘導することができます。
そんな一眼レフ特有の絞りやぼかし、F値や絞り値についてまとめます。
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カメラのピントを被写体に合わせて主役を強調
一眼レフカメラの特徴であるぼかし。その数値をF値(絞り値)と言います。F値(絞り値)が小さいほどカメラに光を取り込む量が大きくなり、F値(絞り値)が大きいほどカメラに取り込む光の量が小さくなります。
- F値(絞り値)が小さい … カメラに光を取り込む量が大きい … ぼかしが大きい
- F値(絞り値)が大きい … カメラに取り込む光の量が小さい … ぼかしが小さい
ぼかしが多く出るためには、被写体とその他に写るものの距離を離すことが必要になります。そもそもぼかしというのは、カメラからの距離に応じて現れます。
例えば、写したい被写体と脇役があったとします。写したい主役となる被写体にピントを合わせた時、脇役が主役の被写体とカメラとの距離が離れていればいるほど、ボケ感は大きく現れます。
逆に、脇役とカメラ、主役とカメラの距離が同じ位だと、脇役と主役どちらにもピントが合ってしまうので、大きなボケ感を出すことは出来なくなります。
カメラの絞り(F値)の使い方とは?
F値は、数値が小さいほどボケ感の大きな写真を撮ることができます。F値の違いによる写真の違いを見ていきましょう。以下の写真は、50mm短焦点レンズを使用し、ピントは全て写真下の黒い星に合わせています
F値(絞り値)1.8
キャノン50mm写真奥に見える枝ツリーや枝ツリーの入っているアルミ缶に書かれている文字はぼけています。
F値(絞り値)2.0
F値(絞り値)2.5
F値(絞り値)3.2
F値(絞り値)4.0
F値(絞り値)5.0
F値(絞り値)6.3
写真奥の枝ツリーにもピントが合うようになってきました。
F値(絞り値)8
F値(絞り値)10
F値(絞り値)13
画面奥の壁の凹凸までも分かるくらいピントが合ってきました。
まとめ
『カメラのピントを被写体に合わせて主役を強調|絞り(F値)の使い方とは?』としてまとめてきました。絞り値とかF値とか言われるぼかしの数値。
何枚も実際に写真を撮ってみて、感覚で覚えていくのが早いような気がします。どんな写真を撮りたいか、何を見せたいか、によってぼかしを入れる位置やぼかしの程度も変わってくることでしょう。
ぼかしを多く出せるレンズについては、カメラの絞り♪F値の変え方や違いは?写真にボケ感を出すレンズはどれ?でも書いています。
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。