美人三姉妹の三女・ソフィー、今日はカメラの絞りについて知りたいことがあるようです。カメラマンアシスタントをしている次女・ハンナに聞いて見ましょう!
写真を撮るうえで、『絞り』『F値』を知ることはとても大切です。まずは基本の『絞り』や『F値』について見ていきましょう。
絞りってなに?
『絞り(しぼり)』というのは、ウィキペディアによるとこのようになっています。
絞りは光学系において光の量を調整するために、光を遮り、一部だけを通す板状のもの、または、そこにあけた孔のことである。
光を吸収させるため通常は黒色をしており、孔の大きさを微調整できるようにするために複数の板を重ね合わせたものもある。
孔は円形または多角形であることが多い。また、レンズの大きさに対し絞りの大きさを示すものとしてF値がある。出典:Wikipedia
絞りと言うのはその名の通り、絞ってカメラの中に入ってくる光の量を調節するもの。カメラは、まず最初に光を適正な強さにし、その後、写真として記録できるようにフィルムやセンサーへと情報を届けます。
カメラは、簡単に言うと、光の入ってくる箱。
絞り(光の量を調節)➡フィルムやセンサーで記録
『絞り』はF値で表されます。絞り値は、このように数字が決まっています。
F1.8 F2.0 F2.2 F2.5 F2.8 F3.2 F3.5 F4.0 F4.5 F5.0 F5.6 F6.3 F7.1 F8.0 F9.0 F10 F11 F13 F14 F16 F18 F20 F22
F値が小さくなればなるほど、たくさんの光を取り込むことが出来るようになり、F値が大きくなればなるほど光を取り込む量が少なくなります。
写真のボケ感を調節する『被写界深度』を使いこなして、見せたいものを強調
F値の値により光をカメラの中に取り込む量を見てきました。光の量を調節するだけが、絞りの役割ではありません。絞り(F値)により、写真にボケ感を出すことが出来ます。
F値が小さいとたくさんの光を取り込むことが出来ます。そして、絞りの大きな特徴は、『被写界深度』を調節するということ。
『被写界深度』により、写真のボケ感を調節することが出来ます。
短焦点レンズで撮った写真を見ていきましょう。まずは、テーブルに並んべたカップの内、一番手前のカップにピントを合わせた写真。後ろのカップはボケていますよね。
次に、一番後ろのカップにピントを合わせた写真。前の方に並んでいるカップは、ボケていますよね。
人間の目は、ピントの合っているところを見ようとする性質があるそうです。それを利用して、写真の中のここを見せたい!と思うところにピントを合わせ、その他のところはぼかす。そうすることで、写真で伝えたいことがより一層明確になるのです。
カメラのF値の変え方
ボケ感を出すには、F値を小さい値で撮影することになります。一眼レフカメラに標準でついているレンズは、F値が最小でも5.6くらいということが多いようです。
ボケ感を多く出すためには、2.0くらいにまではF値を下げたいところですね。標準のレンズでは、無理なのです。なので、短焦点レンズを買うのが、管理人おすすめの方法です。
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短焦点レンズは、キャノンだと1万円台で購入することが出来るので、一つ持っておくとボケ感の出る写真が簡単に撮れるようになりますよ。
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。