型紙なしで作る!後ろ下がりフレアーパンツの作り方♪裁断から縫製までを解説

パンツ 作り方

自分サイズのお洋服を作りたいのに、型紙を作るのが面倒、という方は多いのではないでしょうか。難しい型紙に手が出せず、お洋服づくりを諦めてしまった方もいるかもしれません。

このページでは、難しい製図の知識が無くても、生地に直接印をつけて、裁断して作ることの出来るフレアーパンツの作り方を紹介します。

型紙なしなのに、たっぷりとフレアーが入っているから、Aラインのシルエットが自然と出来て、スタイルよく決まるはず。

スポンサーリンク

 

型紙なしなのにシルエットがキレイ!後ろ下がりフレアーパンツ

型紙なしなのにシルエットがキレイなのは、フレアーをたっぷりととり、ウエストから裾にかけてゆったりと広がるから。

体のラインを拾い過ぎず、動くたび揺れるフレアーの入ったラインが、気持ちまで明るくしてくれそうです。

ウエストのゴムは、最大で98㎝までは伸びます。ヒップ98㎝の方までは大丈夫。ウエストのゴムは、お好みの長さに調節してくださいね。

今回作るフレアーパンツは、前パンツはたて地の目が通り、後ろパンツは、斜めに地の目が通るバイヤスとなります。

前パンツと後ろパンツの地の目が違うからこそ、後ろパンツは、バイヤス特有の生地の伸びをいかして、後ろ下がりとなるのです。

生地の伸びにもよりますが、今回使用したリネン100%の生地なら、前後パンツの差が6cmほど。出来上がりサイズは、前パンツ丈88㎝、後ろパンツ丈94㎝となりました。

パンツ 作り方

後ろパンツの裾は、ふんわりとカーブを描いています。

パンツ 作り方

 

型紙なし後ろ下がりフレアーパンツの裁断方法

型紙なしで作るフレアーパンツは、直接生地に印をつけていきます。生地に印をつける時は、チャコペンなどの消えるものがおすすめです。

【用尺】135㎝巾×約2.5m

今回作った後ろ下がりのフレアーパンツは、生地幅135㎝の少し広幅の生地を2.5mほど使いました。

簡単に作るために、残り布も多めに出た気がしますが、小物を作ったり、余裕があれば、たたきつけのパッチポケットなどを作ったりしてもいいですね。

 

【裁断】前後パンツの生地を裁つ方法

①生地を「わ」にして半分に折ります。下記写真の生地は上が「わ」になっています。A点とB点に印をつけます。

パンツ 作り方

A点の印付けは、1mの竹尺と50㎝ものさしがあると便利です。1m竹尺と50㎝ものさしをクロスしておいて、A点とB点の位置に印をつけます。

A点の印付け

パンツ 作り方

B点の印付け

パンツ 作り方

 

ウエストと裾ラインの印付け

ウエストのラインと裾のラインの印をつけます。A点から平行に生地端までラインを引き、そこから4.7㎝下がった位置が前中心の位置になります。

B点からも直角にラインを引いておきます。

ウエストライン、裾ライン共に、滑らかなラインになるように、引き直します。

パンツ 作り方

裁断したら、前後パンツの生地となります。

パンツ 作り方

またぐりの印つけ

前後パンツの生地から、また繰りの部分をカットしていきます。

パンツ 作り方

印を付けたら、裁断します。

パンツ 作り方

前後パンツのまたくりは、寸法差を付けたいので、前パンツのみ生地端から2㎝カットします。

パンツ 作り方

 

【裁断】ウエストベルトを裁つ方法

残り布で、ウエストベルトを裁断します。9㎝巾×100㎝の生地となります。

パンツ 作り方

 

【動画】型紙なしで作るフレアーパンツの作り方

型紙なしで作るフレアーパンツの作り方は、動画で解説しています。簡単に作るために動画の中では、股下の力布は付けていません。

 

まとめ

『型紙なしで作る!後ろ下がりフレアーパンツの作り方♪裁断から縫製までを解説』としてまとめてきました。

型紙なしで作るフレアーパンツの作り方を紹介してきました。服作りは、難しく考えず、切って、縫って、ササっと作れるのも楽しみのひとつかもしれません。

このページでは、フレアーパンツの作り方を紹介しました。

同じように型紙なしで作れるのにシルエットのきれいなサーキュラースカートの作り方も、型紙なしサーキュラースカートの作り方♪丈・素材を変えて一年中活躍する美シルエットで紹介しています。

最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。

スポンサーリンク