手作りされる方でも、迷いがちな芯地選び。芯地によって作品の仕上がりが変わってくるので、どんな風に作りたいかによって、選ぶといいのではないでしょうか。
このページでは、たくさん種類のある芯地の中でも、使いやすい芯地や実際に作った作品例も紹介します。
芯地の種類別の作品例♪薄地用、ハードタイプ、フェルト芯地で作った仕上がりの違いとは?
芯地の種類の中でも、不織布の接着芯はよく使われる接着芯ではないでしょうか。そんな接着芯の代表格のような存在が、薄、中、厚と厚さが3種類に分かれている接着芯。
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手作りをされる方の定番商品となっていると言ってもいいかもしれません。その中でも、ちょっとだけ記事をしっかりとさせたいという時には、薄地用がおすすめです。
その薄地用を使って作ったのがこちらの丸型ポーチ。
形をしっかりと作るほどの方さはありませんが、ブロードなどの薄い生地の場合、オックス程度の厚みにまで生地をしっかりとさせることができます。
ハードタイプの固い接着芯
次にカバンの底などに使用するハードタイプの硬い目の接着芯を紹介します。いくつもある芯地の種類の中でも、しっかりと形を出したい、という時には、この硬い接着芯はおすすめです。
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ハードタイプの接着芯を使用して作ったのが、こちらのファーバッグの底の部分。
丸い形をキープしたくて、丸く芯地を使っています。上記のファーバッグは、縫製前はこんな状態。
そして、使ったバッグ側面に使った接着芯は、薄地用の不織布の芯地。そして、底の部分だけは、ハードタイプの芯地を使いました。
生地にアイロンで接着するとこんな感じになります。
そして縫製すると、こんな感じにそこがしっかりとしているのに、側面はほどほどに柔らかいバッグになりました。
キルト芯地
次に、幼稚園や保育園などの子供用の用品づくりや、小さな布を縫い合わせるパッチワークをされる方にはおなじみのキルト芯地について見ていきます。
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キルト芯地を使った代表的な生地は、こんなキルティングという生地。
子供の用品づくりによく使われていますよね。この生地は、表地とキルト芯と裏地の3枚を縫い合わせて作ってあります。キルティングが、普通の生地よりも高めなのは、こんな風にいくつもの生地が縫い合わされているからなのでしょう。
そして、キルト芯の片面にのりのついた接着芯地もあります。キルト芯は、ずれやすいので、片面だけでもアイロンで接着できると使いやすいですね。
フェルト調
最後に、フェルト調のちょっと変わった芯地を紹介します。先述した、ハードタイプの芯地とフェルトを合わせたような接着芯です。
そんな厚手フェルト調芯地で作ったのが、こちらの丸型ポーチ。
丸い形がしっかりとキープされているのに、フェルトの芯地だから、縫いやすい芯地でした。作ってみた感想としては、縫い代が厚くなりやすいというところ。
今回作った丸型ポーチは、縫い代自体がしっかりと形状を保ってくれるので良いのですが、縫い代の厚みを出したくない作品の場合には、本体にだけフェルト芯を貼って作るのもいいかもしれません。
まとめ
『芯地とは?芯地の種類別の作品例と仕上がりの違いを画像で比較』としてまとめてきました。芯地にはたくさんの種類があり、迷うところかもしれません。
硬い芯地は、大きな作品を作る時には、ミシンで縫いにくいこともあり、慣れが必要かもしれません。実際に色々な種類の芯地を使って作品を作るのも楽しいのではないでしょうか。
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。