かわいい布を見ても、何センチ買って、何から作り始めたらいいのか、迷ってしまう。そんなことはありませんか?
手先が器用な人は、布を見ただけで完成イメージがわいてくると言います。ですが、作り慣れていない人は、可愛い布を見ても完成イメージがわかないかもしれません。
そんな方のために、可愛い生地を見つけたら、まずは50cm購入してみて、簡単に作れる布バッグを作ってみませんか?マチ幅は、作りながらお好みで加減が出来るので、思い通りのバッグが作れるのではないでしょうか。
Contents
リネンバッグ完成イメージ
110cm幅のリネン生地50cmで作る簡単バッグ。A4サイズもたっぷり入る布バッグです。持ち手が長すぎないので、縦長のバッグでもバランスよく持つことができます。

今回は、ブラックウォッチのタータンチェックの生地を使用しました。先染めチェックの布は、柄の通りに縦と横を真っすぐ裁断していくことで、地の目を自然に通すことができます。
地の目が曲がってしまうと、出来上がった時に見栄えが良くない場合があります。ですが、チェック柄の生地は、生地上に方眼紙の目盛りが入っているようなもの。
型紙なしで作るバッグの場合には、ガイドラインにも使えて、初心者の方にはおすすめな生地です。
型紙なし布バッグの出来上がりサイズ
簡単布バッグのサイズは、たてが約40cm、横が44cm、マチが15cmになっています。マチの幅は、もっと細くももっと広くも出来ます。
作りながら、バランスを見て決めて下さいね。

型紙なし布バッグの材料
型紙なしで作るリネンバッグに使用するのは、一般的な生地幅である110cmの布地を使用しました。布地によっては、138cm幅や、148cm幅などの広い場合もあります。
生地幅が広い場合には、写真よりも大きなバッグを作ることも出来ますし、持ち手の幅を広くしたり、ポケットを大きめにしたりとアレンジしてみてもいいですね。

布バッグの裁断サイズ
型紙なしで作る布バッグなので、今回型紙はありません。50cmに裁断された生地に直接チャコペンなどでしるしをつけていきます。
チェックの柄をガイドに、たて、よこ、まっすぐに裁断してみて下さい。

型紙なし布バッグの作り方手順
型紙なしで作る布バッグの生地の裁断をしたら、まずは、ポケットと持ち手の縫い代にアイロンをかけていきます。
ポケットの作り方
ポケットは、ポケット口は、1cm折り曲げ、さらに1.5cm折り曲げて三つ折りします。縫い代は合わせると2.5cmになります。
お好みで、縫い代の幅やポケットサイズは調節してみて下さい。
左右と下部分の縫い代は1cmです。アイロンでくせを付けておきます。

本体につけるポケット位置は、下の写真を参考にしてください。布端から13cm程の位置を目安に、お好みで加減してもいいですね。
型紙なし簡単布バッグの持ち手の作り方
バッグの持ち手は、4.5cm幅に作っています。1cmの縫い代を折り曲げて、さらに半分に折り曲げると4.5cmの持ち手になります。
縫い代をもう少し多めにとって、お好みの太さにしてみてもいいです。

アイロンで形を整えたら、下写真の点線の部分にステッチをかけます。

簡単布バッグ本体を縫い合わせる
バッグ本体を縫い合わせます。中表にわにして縫い代1cmで縫い合わせます。

今回は布端を利用して始末しています。脇を縫ったら、耳じゃない方の1cmの縫い代を0.5cm残してカットします。

上生地の縫い代巾0.5cm、下生地の縫い代巾1cmになりました。

生地の耳の1cmの縫い代を倒して、0.5cmの縫い代を隠すようにしてステッチをかけます。

次に、底を縫い合わせていきます。縫い代は1cm。ロックミシンをかけて始末しておきます。

簡単布バッグのマチを作る
脇と底が縫い合わさったら、マチを作っていきます。今回は15cmのマチにしていますが、お好みで、加減してみて下さい。

マチがぴらぴらしてしまうので、上に織り上げてステッチで縫い付けます。マチの始末の別の方法としては、縫い代を1cmほど残して、ロックミシンをかけても良いです。
お好みの方法で始末してください。

簡単布バッグの持ち手付け
次に持ち手を付けていきますが、その前に、バッグの上部を1cm折り曲げ、さらに2.5cm折り曲げてアイロンをかけておきます。

バッグの前後中心から6cmずつ離れたところに持ち手を付けます。持ち手と持ち手までの長さは、12cmほどになります。

バッグ上部の三つ折りの部分に挟み込んで、三つ折りにステッチをかけます。

持ち手を上に向けて、下写真の点線の部分にステッチをかけます。

出来上がりです!
【動画】簡単布バッグを型紙なし生地50cmで作る方法
写真での解説では、分かりにくい点もあったのではないでしょうか。動画でも作り方を解説しています。
簡単布バッグにおすすめ生地3選
今回は、チェック柄の入ったバッグの作り方を解説してきました。チェック柄は、方眼紙のように縦横のラインが生地自体に入っているようなもの。
なので、柄に合わせて裁断していくことで自然にたて地の目、横地の目を通すことができます。そんなチェック柄のおすすめ生地を紹介します。
糸の段階で染めをしてからチェック柄に織っていく生地のことを先染めと言います。先染めリネンのおすすめ生地。
チェック柄でもリネン100%ではなく、綿とリネンが混ざった生地。リネンの特徴は素朴なしわ感が出やすいこと。
でも、しわになりやすいという特徴をデメリットに感じることも。そんなしわになりやすいリネンの特徴も綿を混ぜることで、しわになりにくいのに素朴な風合いのある生地になります。
コットンリネンのキャンバス生地も、布バッグにおすすめです。
チェック柄は好きだけど、タータンチェックよりもギンガムチェックの方が好き!という方には、フレンチリネンのギンガムチェック生地がおすすめです。
ハリのあるリネンだから、布バッグにしてもおしゃれに決まります。
まとめ
『型紙なしで作る簡単布バッグの作り方|マチありでたっぷり入るリネン小物』としてまとめてきました。
今回紹介した布バッグは、リネンだけでなく、綿麻素材、またキャンバスなどの生地で作っても様になります。
素材を選ばず、どんな生地でもほぼいい感じに仕上がると思うので、ぜひ生地屋さんで可愛い生地を見つけてらまず50cm購入して、作ってみて下さいね。
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。